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ブロッコリー賛歌
(CFPファイナンシャル・プランナー)
こんにちは。FPの石井裕之です。
ファイナンシャル・プランナ-は、お客さまが将来の夢や目標を実現するための解決策をアドバイスする専門家です。夢や目標は人により様々ですが、何であったとしてもお金と健康が不可欠、両輪の関係。なので、お客様の満足度向上(と自分自身)のため、栄養学についても独自に学んでいます。
ということで、今回は健康に関するテーマ。ブロッコリーの素晴らしさについてです。産地によって旬の時期が異なり、輸入ものも含めると、1年中入手できる便利な食材でもあります。このブロッコリーは栄養最強といってもよい存在です。
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」から抜粋した、ブロッコリー100g当たりの栄養素は次の通りとなっています。
・ビタミンC140mg (トマトの9.3倍、キャベツの3.4倍 以下同様)
・食物繊維5.1g (5.1倍、2.8倍)
・たんぱく質5.4g (7.7倍、4.2倍)
・カリウム460mg (2.2倍、2.3倍)
・鉄1.3mg (6.5倍、4.3倍)
トマトやキャベツも大切な食材ですが、上記以外の栄養素も含めて、ブロッコリーは特に高い結果となっています。
特にビタミンCにおいては、レモンの100mgよりもブロッコリー(140mg)の方が多いようです。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人は1日あたり100mgが推奨されていますが、ブロッコリーなら約70gでクリアできることになります。サプリメントで摂取するよりも、コスト面では有利かもしれませんね。
(私はよくサプリメントを比較対象にしますが、他意はありません、念のため)
ビタミンCの重要性については、読者の皆さまも先刻ご承知の通り、がんや動脈硬化、免疫機能低下などを引き起こす活性酸素を取り除く抗酸化作用や、皮膚・粘膜の健康維持に欠かせないコラーゲンの生成に必須です。なかなか収束しないコロナの感染・重症化予防や、これからの季節の紫外線対策に欠かせません。
がんに関しては、ブロッコリーに多く含まれるスルフォラファンが、発がん物質の無毒化に重要な役割をはたすところから、がん予防効果が期待される食品成分であるとの研究報告も発表されています。まさにスーパーフードですね。
このブロッコリー、わが家では当初、刻んだ後に塩水を入れた鍋で茹でていました。これだと、刻む際に花蕾(からい)と呼ばれるつぼみ部分がバラバラと落ちてしまい、かつ、水溶性のビタミンCが失われ、さらに洗い物など後片づけも面倒でした。
ですが、電子レンジを活用する方法を覚えてから、格段に楽になりました。これは、
1.ブロッコリーを水洗いする(特に花蕾部分は、虫がいる可能性があるので)
2.水気を切らない状態でビニール袋に入れ、レンジでチン(時間はレンジの機種や、お好みで調整を)
これだけ。チンすることで、花蕾を切ってもあまりこぼれなくなり、かつビタミンCも失われにくく(1の水洗い時に流出するのはやむなしですが・・・)、さらに後片づけも楽、と良いことづくめです。もし実践されていない方がいらっしゃいましたら、お勧めです。
ただし、私はブロッコリーにマヨネーズをつけて食べるのが好きなのですが、マヨネーズは高脂質・高カロリーなのが悩ましいところです(カロリーカットタイプもありますが、味がどうも・・・)。
また、ブロッコリーを食べ過ぎると体臭がきつくなることがあるとか。これは臭いを発する「トリメチルアミン」という物質が生成されることによるそうです。野菜であっても食べ過ぎは望ましくないということですね。なお、肝機能が低下している人などは避けた方が良い場合もあるようなので、気になる方は前もって医師にご相談を。
それでは、また次回。
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