INTERVIEW - 04

日本のものづくりが
直面する課題解決のために、
機械設備の設計者が主役になれる会社。

キャリア

Masaru Suzuki

第一建設プロデュース事業部
機械エンジニアリンググループ
2021年入社
工学部 建築学科 卒

2013年、大学卒業後、サブコンに入社し、給排水衛生設備の施工管理業務に従事。2021年、NECファシリティーズ入社。電子機器工場などの機械設備の設計・監理業務に携わる。

機械設備の施工管理ばかりでなく、
計画や設計に
携わりたいと思うように。

入社の動機を教えてください。

私はキャリア入社で、前職はサブコンで給排水衛生設備の施工管理を担当していました。業務内容は、あらかじめ設計会社が作成した設計図書に合わせて見積の算出や、施工をマネジメントすることが中心。しかし、経験を積むにつれて、決められたことを遂行する施工管理業務ではもの足りなくなり、企画・設計業務も手がけてみたい気持ちが強くなりました。そこで、8年目に異なるキャリア形成をできる環境を求めて転職を決意。いくつかの会社を検討し、その中でも機械設備の設計者が主役になれる会社だと感じてNECファシリティーズを選びました。私は学生時代、建築学を専攻し、その時に学んだ「デザインとは、機能に形を与えることだ」という考え方に感銘を受け、今でもずっと心に残っています。NECファシリティーズが取り組む工場の設計では、機能性の高い空調システムの構築等、機械設備分野の重要度が高いのが特徴です。まさにこの言葉どおりの仕事に携われると直感したのです。

最上流の基本計画の検討から、
設計、そして工事監理まで
幅広く携わる。

現在どのような設計に取り組んでいるのですか?

私が所属するエネルギーソリューション部は、機械系・電気系の設備の設計を担う部門。私は、機械設備の設計や工事監理を担当しています。工場には、熱源や空調をはじめ、蒸気やガス、薬品などを扱う用力設備など多種多様な機械設備が存在します。業種やお客様によって必要となる機械設備も千差万別で、毎日が勉強だと感じています。入社してまだ1年半ほどですが、すでに複数のプロジェクトに携わっています。1つは電子機器の大規模工場の新築工事。もう1つは、外資系の製薬工場の改築工事です。エネルギーコストの影響度等、機械設備は工場の設計の中でも重要度が高いため、設計のさらに上流にあたる基本計画のステップから私たち設計者が関わります。お客様と直接打ち合わせをする機会も多く、お客様に様々な企画提案を行うことが大きなやりがいにつながっています。

お客様から提示される
課題の解決に向けて、
設計者たちが連携し、
最適な「解」を提案する。

最近どのようなニーズが多いのですか?

最近、お客様からのニーズとして、省エネや省コスト、さらにはCO2削減といった環境課題に関わるものが多いです。従来の工場と比べて「○○%削減」というように数値的な目標を提示される場合もよくあります。このような要望に応えるために、多様な技術要素を組み合わせて最適な提案を行っています。現在担当している電子機器工場の新築工事では、クリーンルームに新しい方式を採用しました。空気を清浄するファンフィルターユニットを天井内に設置し、クリーンルームの天井そのものを空調チャンバーにすることで、大幅な省エネだけでなく省スペースも実現しています。お客様への提案にあたっては、意匠設計、電気設計といった設計者、さらに他部門の技術者などと密に打ち合わせをしています。この連携力の強さはNECファシリティーズならではの特徴だと感じています。

早くも後輩たちを指導する立場に。
仲間たちと一緒に
チームとして成長していきたい。

この先どのような設計者を目指していますか?

機械設備の設計者として成長していくためには技術的なスキルや経験を積むことが欠かせません。しかし、それだけではお客様のニーズに完璧に応えられないところに、NECファシリティーズで設計に取り組む面白さがあると感じています。たとえば最近、コロナ禍の広がりとともに、工場の機械設備において換気性能が非常に重要になっています。SDGsへの関心の高まりとともに、CO2削減などの環境性能がクローズアップされるなど、これからも社会の動きとともに工場に求められる機能は変化し続けます。社会情勢を鑑みると、一生涯「学び」が求められる仕事なのだと思います。それだけ奥が深く、やりがいも大きい。私たちの部署ではコンスタントに新しい社員が入ってきて、私も早くも後輩たちを育てるポジションになりつつあります。同僚や後輩たちと知見を共有しながら、チームとして一緒に成長していきたいです。