INTERVIEW - 01
新卒
緒方 優作
Yusaku Ogata
第一建設プロデュース事業部
電気エンジニアリンググループ
2016年入社
理工学部 電気電子工学科 卒
入社後、電気エンジニアリンググループに配属。以来、電気設備の設計・監理業務で経験を積む。
学生時代の専攻は電気電子工学で、就職活動では、学生時代に学んだ知識を活かそうと思い、NECグループに関心を持ちました。そうして出会ったのがNECファシリティーズです。工場建設における電気設備の設計という業務を知って、「なるほど、こんな仕事もあるのか」と興味が湧きました。入社の決め手となったのは、面接時に会った人事担当者や先輩社員たちの印象。とても和やかな雰囲気で、風通しがよくて働きやすい会社だと感じました。他にも多くの会社を訪問しましたが、その中でも一番自分に合っていると感じたのがNECファシリティーズです。その印象は、入社して数年が過ぎた現在も変わることはありません。みんな集中しながらも、時々雑談などを交えて肩の力を抜き、メリハリよく仕事に取り組んでいます。
入社後、1カ月ほどNECグループ社員合同の入社時研修があり、配属後、5カ月間にわたって設計課題の提出等、所属する事業部における技術者研修を受講しました。建設分野は自分にとって未知の分野のため、不安もありましたが、これらの研修を通してしっかりと基礎を学ぶことができました。そして1年目の10月にエネルギーソリューション部に配属となり、以来一貫して電気設備の設計者として経験を積んでいます。工場建設における電気設備は、受変電設備などの強電系がメインですが、データセンターの構築ではセキュリティシステムの構築等、弱電系の設備も多くあります。仕事の範囲としては、お客様と打ち合わせをしながら進める基本計画・基本設計から現場に出向いての工事監理など、電気設備に関わる設計・監理の全てに携わっています。最近、お客様との打ち合わせでも自分が創意工夫した提案が受け入れられる機会が増え、成長を実感しています。
これまで一番印象に残っている仕事は、1年前に担当したデータセンターの新築プロジェクト。自分が主担当として任された初めての大型案件でした。データセンターは総建築費の中でも電気関係が4割近くを占め、「電気設備が主役の建造物」ともいわれます。それだけにプレッシャーもやりがいも大きかったのです。データセンターでは、24時間365日安定的かつ効率的に稼働することが要求されます。そのため、省エネ性追求に向けた、太陽光発電等の再生可能エネルギー やLED照明等の高効率機器の導入、高可用性を実現する、高性能なUPS(無停電電源装置)や停電時でも長時間送電ができる非常用発電機の導入、高セキュリティに繋がる、顔認証等の生体認証装置や赤外線センサーによる不法侵入監視の導入等が企画検討されます。今回のプロジェクトではそれら一連のビルドイン機能の設計業務を行いました。ギリギリの納期に間に合い、建物が完成した時には、大きな達成感がありました。
現在は、半導体の大規模工場の新築工事を担当しています。1年前のデータセンターに続く、大型プロジェクトです。半導体の工場では、クリーンルームをはじめ非常に繊細な空間が要求され、電気設備にも独自の知識やノウハウが求められます。自分にとって新しいチャレンジです。最近、技術的な知識はそれなりに身についてきたと感じていますが、そこからさらに踏み込んでお客様の期待を超えるような提案を行うためにはまだまだ経験が必要です。まわりには「凄いな」と思うような上司や先輩方がたくさんいるので、1日でも早く追いつき、電気設計分野のプロフェッショナルとなることが目標です。指導すべき後輩たちも増えてきたので、人間的にももっと成長したいです。学生時代には、自分がこんな仕事に携わるとは想像もしていませんでしたが、現在は、電気の知識を生かすこともできるし、日本のものづくりや社会を支えているという手応えも大きい、チャレンジしがいのある仕事だと思っています。