Interview - 06
止められない事業の裏側で、
施設の価値を高め続ける。
引き渡し後の運用・保全までを含め
長期的に施設に関わる仕事がしたい
現在に至るまで、どのような仕事を経験してきましたか?
前職では、設備関係の工事を請け負うメーカー系設計・施工会社(サブコン)で、主に電気設備工事の施工管理を担当し、併せて設計事務所の設計協力として電気設備設計にも携わっていました。具体的には、受変電設備や幹線設備、動力設備、照明・コンセント設備などの新設、改修、更新工事において、発注者や元請けとの打ち合わせをはじめ、仕様の決定、施工計画の立案、協力会社との調整、工程管理・安全管理・品質管理などを行う仕事です。
NECファシリティーズでも仕事内容は大きくは変わりません。前職で経験してきたことがダイレクトに活かされています。設計施工案件が主となるため、図面と現場の整合性確認、既存設備の状態確認、施工条件の整理、CAD図面による計画図・施工図の作成、配線ルートや収まりの検討、要求の意図を汲み取った施工方法の検討など、設計と施工両方の視点から工事を進められるのは、前職で積み重ねてきた経験があってこそです。
前職で約10年間もの経験を経て転職を決めた理由は?
もともと、デスクワークよりも現場に出て何かをカタチにする仕事に携わりたいと考えていたところに、「施工管理」という領域が自分の志向にフィットして、この仕事を選びました。転職のきっかけは、前職で約10年間キャリアを積むうちに、工事単体の完了を目的とするだけではなく、設備の運用・保全までを含め、長期的に施設に関わる仕事がしたいと思うようになったからです。設計事務所の設計協力をしていた関係で、新築施工の仕事を通してエンドユーザーに近いところで話をする機会も多く、設計施工において、引き渡し後の運用までを見据えることがいかに重要かを考えることが増えました。それが、転職先選びにも大きく影響しています。
NECファシリティーズは、建設、環境、施設管理を一体で担う会社です。設備の計画から、施工、維持管理を施設全体の視点で捉えられる点に魅力を感じ、技術者として実務の幅を拡げられる環境があることが入社の決め手になりました。入社後は、主にNECグループの事業活動を支える施設を中心に、電気設備工事の計画、仕様検討、見積、施工管理を担当しています。グループ企業を支える仕事であることから、お客様との距離が近く、要求をカタチにしやすい環境にあります。お客様との信頼関係もできており、継続的に依頼をいただく案件も多くあります。
安定稼働を実現したときの喜びは
止められない責任の大きさに比例する
どんな点にこだわりを持ちながら仕事をしていますか?
電気設備は、施設を稼働させるために必要な、いわば神経や血管にもあたる重要な部分です。施設内の各機能と密接に関係しているため、確認作業に不足があると、停電や誤接続、容量不足などの不具合や品質トラブルにつながるリスクがあります。安定稼働を前提とした確実な施工管理は私のミッションであり、その責任の大きさは、そのままやりがいにもつながっています。
特に稼働中の施設を対象とした更新工事では、お客様の事業への影響を最小限に抑えながら工事を進めなければなりません。負荷への影響、仮設電源の要否、切り替え順序、試験方法、復電後の動作確認項目など、あらゆる要件を事前に整理し、準備しておく必要があります。それでも図面と現場で相違が生じることがあり、知識と経験がないと対応できない難しさもあります。その分、工事が予定どおり完了し、設備が問題なく稼働した瞬間の喜びは大きく、この上ない達成感を得られます。今までで一番印象に残っている仕事も、やはり稼働中の設備で実施した受変電設備の更新工事ですね。
とにかく不明点を残したまま施工に入らないこと、発注者や協力会社に説明する際は、判断理由、施工上のリスク、代替案、施工後の保守性を明確に伝え、安全を最優先に、関係者と認識を合わせることを心がけています。
働きやすさを実感するのはどんなときですか?
NECファシリティーズには、建築、電気設備、機械設備、施設管理それぞれのプロフェッショナルが在籍しており、自分の専門分野ではない領域についてもすぐに確認・相談できる環境があります。建築、電気設備、機械設備を一体的に担当する案件もあるため、建設全体を取りまとめる必要があり、これまでできなかった経験もさせてもらっています。そういう意味でも非常に恵まれた環境です。
人間関係の面でも、担当者同士で情報共有しながら進める場面も多くあり、不明点や懸念点を相談しやすい雰囲気です。また、資格取得や研修などを通じて必要な知識を継続的に学べる機会があり、実務経験と併せて技術者として成長できる環境が整っています。さらにNECを母体とする会社として福利厚生面も充実しており、長く働きながらキャリアを積み上げていける安心感は大きいですね。
さらなる信頼性・安全性の向上を意識しながら
設備保全の高度化を提案できる技術者に
事業成長を牽引する中堅社員として、どのような将来像を描いていますか?
受変電設備や重要負荷設備など、より高い信頼性が求められる設備の新設や更新工事に対応できる技術力をさらに高めたいと考えています。設備容量や協調の検討、停電・切替計画、施工後の保守性確認に加え、CAD図面を用いた施工計画の精度向上や、既存設備を活かした合理的な更新方法の提案にも取り組みたいです。
繰り返しになりますが、NECファシリティーズは、建設、環境、設備管理の各部門と連携しながら、施設全体の設備計画に長期的な視点で関われる点が大きな強みです。私自身が求めていた理想的な環境の中で引き続き経験を積みながら、将来的には、設備の劣化状況や運用条件、省エネルギー性、将来更新時の施工性までを踏まえた提案ができる技術者を目指していく考えです。
一方で、すでに多くの現場で経験を積んできた社員の一人として、これからは人材育成にも力を注ぎ、チームとして質の高い仕事をしていくためにスタッフのレベルを上げていく必要性も感じています。
最後に、後輩たちへのメッセージをお願いします。
施工管理は、現場の状況を正確に把握し、関係者と調整しながら安全に工事を完了させる仕事です。最初は社内ルールや現場の特色に戸惑うことも多いと思いますが、不明点を残さずに一つひとつ確認することが大切です。NECファシリティーズには、それができる環境や体制が整っています。図面や仕様書だけで判断をせず、現場を自分の目で確かめ、必要に応じて先輩社員や協力会社に相談することで判断の精度は上がっていきます。自分が関わった設備が施設の安定稼働を支えているという実感を、ぜひ私たちと共有しましょう。
※記事に登場するスタッフの部署、役職などは、記事作成時点のものです。
この社員の職種は
電気施工(リノベーション)
●工場・オフィスビル等のリノベーション業務
オフィス・工場の補修・改修・用途変更に伴う、施工管理業務(計画から施工管理、アフターフォローまで)を担当いただきます。
当社の事業場やその近傍におけるリノベーション業務は、コンストラクションマネジメントという立場でお客様と各施工会社の間に入り、プロジェクトを推進するスタイルとなっております。ライフサイクルマネジメントに基づく、設備のリプレイス提案や省エネ機器の導入や知的生産性の向上に寄与するオフィスレイアウトの提案等、建物の資産価値を高める様々なソリューションを、企画計画~業者マネジメント~竣工引き渡し~アフターフォローまで上流工程でリードしていきます。
専門分野である電気分野だけでなく、機械設備、電気分野に関わる技術的な知見を深めることができるのもこのポジションの魅力です。