Interview - 05

デザインするだけじゃない、
企業の課題に「建築」で応える。

意匠設計

2022年 キャリア入社

卒業学部:工学研究科地球環境デザイン学専攻

M.F.さん

オフィスのエントランスに立つM.F.さん

民間建築で培ってきた経験と技術力で
製造業×意匠設計という新たなフィールドに挑む

なぜ製造業に特化した意匠設計の仕事に着目したのですか?

「意匠設計」とは、建物のプランや内外装等を総合的に決めていく仕事です。ギリシャ語を語源とするアーキテクト(建築家)という言葉には、技術者を統括するという意味合いがあるのですが、意匠設計は、まさにプロジェクトを統括する重要な役割を担っています。同時に3〜5件のプロジェクトを抱え、全国各地を飛び回る毎日です。

インタッビュー時のM.F.さん

NECファシリティーズは3社目なのですが、新卒で入った最初の会社がアトリエ系組織設計事務所でした。当時はデザインに関わりたい気持ちから選択したのですが、経験を重ねるうちにプロジェクトをまとめることの楽しさを知りました。その後転職した会社は小規模なアトリエ系建築設計事務所で、工場からオフィス、共同住宅、テナントビル、保育園まで、多様な建築物の意匠設計を一人で担当していました。最終的に役員まで経験したことで一時は独立も考えたのですが、10年先20年先の安定性を見据えて転職に舵を切りました。

転職先として、公共建築をメインとする組織設計事務所も検討しましたが、これまで数多くの民間建築を手がけてきた中で、企業の課題と向き合う面白さを感じていたことから、NECファシリティーズを選択しました。ちょうど半導体市場やAI市場が過熱していた時期で、製造業に特化している会社という意味でも将来性を感じ、積み上げてきたキャリアをこのフィールドで活かしてみたいと思えたのです。日本は製造業で支えられている国ですし、この先も製造業がなくなることは絶対にありません。

初めて経験するようなプロジェクトもあったのでは?

入社してまもなく、半導体工場のプロジェクトにアサインされました。生産の新たな拠点を一から作るような仕事で、延面積約17万㎡というNECファシリティーズでも過去に例がないほど大規模なプロジェクトでした。この先も、これほど大規模な案件に携わる機会はなかなかないでしょうから、約2年にわたり深く関われたことは、私の仕事人生において大きな財産です。

また、現在担当しているプロジェクトは、敷地面積約17万㎡、建屋数も大小合わせて100棟以上ある自動車関連の製造業の本社工場を再編・改善するという大命題のもとで動いており、事業企画や事業戦略といった上流プロセスに関わりながら要件を整理し、そこから建物設計に入っていくという貴重な経験をしています。意匠設計として上流から関われるのは、NECファシリティーズだからこそです。

経験を糧に自分の中の引き出しを増やし
建築でお客様の課題を解決する意匠設計者へ

PCを操作するM.F.さん

どんな点にこだわりを持ちながら仕事をしていますか?

設計者なら「一本の線に重みを感じるべき」だと私は考えています。自身が描いた線が現場で実物として出来上がるため、その線を一本間違えればどうなるのかは言うまでもありません。だからこそ、自分の描いた2次元の図面が、思い描いたとおりに建ち上がる瞬間は最高にわくわくする楽しい瞬間です。これこそ、意匠設計の醍醐味です。

もちろん、若い頃は失敗も経験しましたが、プロジェクトは一つひとつのプロセスを踏んで進んでいくので、どこかで間違えたとしてもリカバリーは可能です。そのために、周りの協力体制や、取り返しのつかないミスにならないようにマネジメントしています。私の部下には日ごろから、スタート時点で複数の可能性を考えておくように伝えています。そうすれば、1つうまくいかなくても、次の一手を即座に打つことができるからです。

製造業における意匠設計には、どんなスキルが求められますか?

製造業にとっての建物は、経営課題を解決するための一つのツールです。お客様の課題に「建築」で応える、ということです。ですから、プロジェクトを統括する立場にある意匠設計者は、物事を点で見るのではなく、全体を俯瞰する力が求められます。お客様が抱えている課題に対し、どのようなアプローチができそうかを考える上では、自分の中にできるだけ多くの引き出しを持っておくことも大切です。

私自身は、前職で設計だけでなくコンサルティングにも関わってきた経験を通して、それなりに引き出しの数を増やしてきました。ここは私の強みでもあります。だからといって、新卒で入社して他の会社を知らない社員が引き出しを増やせないかというと、そうではありません。リーダーたちがプロジェクトをどう進めているのかを横目で見ながら吸収し、少しずつ視野を広げていくこともできます。

社内の図書コーナーで調べ物をするM.F.さん

ファシリティの歴史に残るプロジェクトを
自らの手で育てていきたい

今後どのように活躍の場を拡げていきたいですか?

NECファシリティーズには、目上の人とフランクに話せるだけでなく、社員がやりたいことを「やりたい」と主張できる雰囲気があります。新しいアイデアについて直接役員に打診できる環境もあり、上昇志向のある人にとっては、いろいろなことにチャレンジしやすい会社だと言えます。

私自身は、ファシリティの歴史に残るようなプロジェクトや、社会的にインパクトのあるプロジェクトに関わってみたいという野望があります。今関わっているプロジェクトを、そのようなプロジェクトに育てていけたらいいなという想いもありますね。建設から運用までを一社で担い、ものづくりの現場をファシリティで支える会社として、設計という領域を超えて、お客様のニーズに幅広く応えられる人でありたいと思います。

オフィスのエントランスに立つM.F.さん

最後に、後輩たちへのメッセージをお願いします。

NECファシリティーズは、設計事務所でもなければ、ゼネコンでもありません。製造業に特化してファシリティを提案する会社です。単に建物をつくるだけでなく、お客様の課題解決を通して事業成長に貢献できる点に魅力を感じる人にとっては、非常にやりがいのある仕事です。

一方で、意匠設計の仕事をしたいなら、組織系建築設計事務所や、アトリエ系建築設計事務所といった選択肢もあります。違いを理解しておかないと、入社後にミスマッチが起きます。大切なのは、学生のうちに、自分が何をしたいのかをしっかりと見極めておくこと。百聞は一見にしかずです。業界分析や自己分析を行うのはもちろん、OB訪問やアルバイトなどを通して、実際に目で見て、肌で感じて、正しい情報のもとに納得のいく進路を選択してほしいですね。

※記事に登場するスタッフの部署、役職などは、記事作成時点のものです。

この社員の職種は

意匠設計

意匠設計のアイコン

●建築物の企画・設計・工事監理(建築分野)
お客様から元請として受注し、スケジュールやコストまでトータルにコントロールする「プロジェクトマネージャー(コンストラクションマネージャー=CM)」としての仕事になります。大手ゼネコンや各設備協力会社を統括し、新築大型案件における建築分野の企画・設計・工事監理を実行します。
最近では、クラウドサービスの伸長や半導体分野の旺盛な需要等を背景に受注が増大中です。
工場等建築物の設計、大規模なコンバージョン、工場ライン増設によるクリーンルームの新設、データセンターの拡張、 省エネ計画等のニーズに対し、基本構想からマネジメントスケジュール策定まで、上流工程からプロジェクトをリードします。

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