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水質分析
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水質分析
地球全体の水のうち、淡水はわずか3%前後と言われています。さらに、地下水、河川、湖沼など私たちが日常使用できる水源は1%にも満たないとされており、まさに限りある“資源”です。安全・安心な水資源の保全、確保には、河川、湖沼の流域、地域社会との一体となった取り組みが重要です。
測定分析項目
【生活環境項目〈pH、BOD、COD等〉】
河川や琵琶湖の健康バロメーター
【有害(健康)項目〈カドミウム、鉛、トリクロロエチレン 等 27項目〉】
人の健康保護を守る項目
【富栄養化項目〈全窒素、全燐〉】
富栄養化を抑止する項目
【滋賀県独自項目〈銅、亜鉛、溶解性鉄、アンチモン 等〉】
滋賀県条例による独自項目
分析方法・分析機器(例)
【重金属〈カドミウム、鉛 等〉】
分析機器:ICP-MS、原子吸光光度計
【揮発性有機化合物〈トリクロロエチレン 等〉】
分析機器:ガスクロマトグラフ、質量分析装置 等
【有機汚濁指標〈BOD、COD 等〉】
分析方法:滴定法、比色法 等


【豆知識】
滋賀県では、マザーレイク21計画を平成12年3月に策定しました。この計画は、県民・事業者の方の主体的な取組みと行政の各種施策を計画の両輪に据えていることです。この計画の目標は2050年には琵琶湖の水質を昭和30年代の水質に戻すことです。
水質に関する法令等
国の水質に関する法律
- 水質汚濁防止法
工場及び事業場から公共用水域への水の排出の規制並びに地下への水の浸透を規制するもの。 - 水道法
上下水道に関する法律。人の飲用に適する水を供給するため水質基準は厳しい。 - 下水道法
排水等を下水道に放流する際に適用される法律。
滋賀県の水質に関する法律
- 琵琶湖富栄養化防止条例
事業者の富栄養化の項目を厳しく取り締まる条例。 - 生活排水対策推進条例
生活排水に対する県民の意識向上を目的とした条例。
有害項目環境基準(mg/L)
項目 | 基準値 | 項目 | 基準値 |
---|---|---|---|
カドミウム | 0.003mg/L以下 | 1,1,2-トリクロロエタン | 0.006mg/L以下 |
全シアン | 検出されないこと | トリクロロエチレン | 0.01mg/L以下 |
鉛 | 0.01mg/L以下 | テトラクロロエチレン | 0.01mg/L以下 |
六価クロム | 0.02mg/L以下 | 1,3-ジクロロプロペン | 0.002mg/L以下 |
ひ素 | 0.01mg/L以下 | チウラム | 0.006mg/L以下 |
総水銀 | 0.0005mg/L以下 | シマジン | 0.003mg/L以下 |
アルキル水銀 | 検出されないこと | チオペンカルブ | 0.02mg/L以下 |
PCB | 検出されないこと | ベンゼン | 0.01mg/L以下 |
ジクロロメタン | 0.02mg/L以下 | セレン | 0.01mg/L以下 |
四塩化炭素 | 0.002mg/L以下 | 硝酸性窒素及び 亜硝酸性窒素 |
10mg/L以下 |
1,2-ジクロロエタン | 0.004mg/L以下 | ふっ素 | 0.8mg/L以下 |
1,1 - ジクロロエチレン | 0.1mg/L以下 | ほう素 | 1mg/L以下 |
1,2-ジクロロエチレン | 0.04mg/L以下 | 1,4-ジオキサン | 0.05mg/L以下 |
1,1,1-トリクロロエタン | 1mg/L以下 |
2024年9月現在
環境負荷物質測定

環境分析以外にもお客様要求に合った分析手法を立ち上げ、
スピーディな対応を行っております。
事例:
製造に使用する洗浄剤、脱脂剤の化学物質管理に伴う分析
[分析項目]:
ベンゼン、有機塩素系溶剤類、 n-ヘキサン、n-メチルピロリドン、
有機臭素系溶剤類、トルエン
[分析方法]
GC-MS法、EN14582(燃焼吸収-IC法)
PFOS/PFOA分析
PFOS、PFOAとは
撥水・撥油性、防汚性などの優れた性能を有する有機フッ素化合物で、撥水剤、防水剤、防汚剤、グリス、各種材料や薬品に幅広く用いられてきましたが、環境残留性や生体蓄積性が明らかとなり、近年各国で規制が強化されています。


規制情報
- 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)
・PFOAとその塩及びPFOA関連物質の製造・使用、輸出入の原則禁止(附属書A)
・PFOSとその塩及びPFOSFの製造・使用、輸出入の制限(附属書B) - 化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)
・PFOSとその塩の製造又は輸入の許可(原則禁止)、使用の制限(第一種特定化学物質)
※PFOAとその塩およびPFOA関連物質も今後 第一種特定化学物質に指定される予定 - REACH規則
・PFOAとその塩およびPFOA関連物質
1、化学物質として製造・上市を禁止
2、PFOAとその塩が25ppb、PFOA関連物質が1,000ppbを超えて含有している混合物、成形品等の製造時の使用・上市を禁止 - 水質汚濁に係る環境基準 ・要監視項目(人の健康の保護に関連する物質ではあるが、直ちに環境基準とはせず、 引き続き知見の集積に努めるべきもの)に追加(令和2年5月28日) ・指針値 50 ng/L(暫定値、PFOS及びPFOAの合計値)
測定分析対象
- 排出ガス(廃棄物焼却炉等)
- 排出水(下水等)
- 環境水(公共用水域、地下水、河川等)
- 土壌
当社では河川水、地下水、土壌等の幅広いのPFOS/PFOA分析の実績がございます。 要望に応じてPFOS及びPFOAの合計値、PFOS、PFOAそれぞれの値などお客様のご希望に沿った分析、報告書の作成を行います。
分析方法:LC-MS/MS法(CEN/TS 15968:2010参考)
(LC-MS/MS)



廃棄物処理場ソリューション
弊社では廃棄物処理場立上時の性能試験から維持管理の試験まで様々な測定・分析を実施いたします。
また、親会社と連携して、対策工事などでお客様の問題解決のサポートを実施致します。
廃棄物処理場ソリューションとは?
弊社が保有する水質・大気・騒音振動、アスベスト、ダイオキシン類などの分析を駆使して、処理場立上時の性能試験や周辺環境試験を実施致します。これまでに滋賀県内をはじめとする多くの実績がございます。
特長
- ダイオキシン類やアスベストなど自社ラボにて高感度・高精度分析を実施します
- 複数のサンプリングチームを有し、迅速な対応を致します。
- 親会社と連携して、対策工事までをワンストップで実施致します。