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フッ素排水処理システム

従来の凝集沈殿法をベースとし、低コストかつ安定した除去性能が得られるシステムです。

提供サービス

  • 従来のカルシウム処理の改善技術
  • 一次処理のみで排水基準(8mg/L)以下を保証
  • NEF-1法よりも高性能
  • 幅広い原水濃度に対応 (20~5,000mg/L程度)
  • 従来のカルシウム処理の改善技術
  • 排水基準(8mg/L)以下まで概ね処理可能
  • 幅広い原水濃度に対応 (20~5,000mg/L程度)
  • 従来のアルミニウム処理の改善技術
  • 従来法比 約30%ランニングコスト削減
  • カルシウム処理後の高度処理に適用
  • 難分解性のホウフッ化物(BF4-)処理に適用
  • 低コストでフッ素、ホウ素の同時処理が可能

ハイエフN法とNEF-1法の比較

  ハイエフN法 NEF-1法
原水
フッ素濃度
20 ~ 5,000 mg/L 程度
処理水
フッ素濃度
排水基準(8mg/L)以下保証
(コントロール可能)
概ね排水基準(8mg/L)以下
(コントロール不可)
処理原理 カルシウムを添加後、フッ化カルシウムにならずに残存したフッ素を不溶化剤Fにより固定化させる。 新粒状担体によりフッ素とカルシウムとの反応を促進させる
※2法の処理原理が異なるため、多くの場合ハイエフN法とNEF-1法の組み合わせが最も効率的な処理能力を発揮します。
適用 既存設備の改造による導入が可能です(現地調査が必要)。
お客様のご要望事項、排水性状、既存設備等により適した処理技術が異なります。お客様の状況に応じて最適な方法(ハイエフN法 or NEF-1法 or 2法組み合わせ)をご提案致します。

フッ素排水一次処理システム(ハイエフN法)

一次処理のみで排水基準(8mg/L)以下の水質保証を実現

従来のカルシウム凝集処理にフッ素を高度に不溶化させる「不溶化剤F」を追加するだけで、排水基準(8 mg/L)以下まで確実に処理する方法です。

ハイエフN法の特長

一次処理で排水基準(8mg/L)以下の水質を保証
運転管理が容易(1段の処理設備のみのため、管理箇所が少なくコンパクト。)
既存設備の改造による導入が可能※

  • 改造導入の可否は既存設備や設置可能スペースにより異なるため、現地調査が必要です。

概略フロー図

従来のカルシウム凝集処理に「不溶化剤F」1薬を追加し、排水性状により不溶化剤Fと無機凝集剤の添加順序・添加量を設定します。また、薬品添加量の増減により処理水濃度を調整することが可能です。「不溶化剤F」は鉱物を主原料とした液体薬品です。

概略フロー図:ハイエフN法

実排水 処理データ例

  石英ガラス
加工業
石英ガラス
加工業
金属
加工業
液晶
デバイス
製造
貴金属
加工業
フッ素
濃度
(mg/L)
原水 37 67 110 380 1100
処理水 1.4 1.7 2.1 2.5 2.1

フッ素排水一次処理システム(NEF-1法)

新粒状担体と特殊リアクターにより処理効率の向上を実現

カルシウムによるフッ素処理反応を新粒状担体(NEF担体1A)により促進し、処理性を向上させる方法です。

NEF-1法の特長(特許)

  • 排水基準(8mg/L)以下まで概ね処理可能
  • 安定した処理性
  • 薬品使用量の低減

概略フロー図

NEF-1リアクターは新粒状担体を均一分散させる構造になっています。また、新粒状担体はリアクター内に保持されるため、日常的に補充する必要はありません。

概略フロー図:NEF-1法

実装置での処理データ及び設備外観

処理データグラフ
NEF-1リアクター部分

フッ素排水二次処理システム(NEF-2法)

汚泥の循環再利用により大幅なコスト削減を実現

カルシウム処理設備の後段に設置するフッ素の高度除去システムです。汚泥を再生・循環再利用することで汚泥発生量、薬品使用量を大幅に削減します。

NEF-2法の特長(特許)

  • アルミニウム薬剤の使用量を1/4以下に低減
  • 汚泥発生量を従来法の1/4以下に低減
  • 安定した処理性

概略フロー図

「従来の二次処理工程」に「汚泥の再生工程」を追加し、汚泥の循環再利用を行います。

概略フロー図:NEF-2法

ランニングコスト(従来法との比較例)

ランニングコスト比較図