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エネルギーロスを大幅に削減する保温材「エコクロスジャケット」の発売
-高度な縫製技術によりバルブなど多様な形状の保温に最適-2010年9月7日
NECファシリティーズ株式会社
NECファシリティーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:田中邦彦、略称NECファシリティーズ)では、ボイラーや冷凍機等のエネルギーロスを削減する着脱自在なジャケット型保温材を開発し、「エコクロスジャケット」の名称で本日発売いたしました。
新製品は、小惑星探査機「はやぶさ」の断熱材を縫製したメーカーに生産委託しており、高度な縫製技術によってバルブ等多様な形状に適合する製品をセミオーダーで提供することが可能であります。NECのボイラー施設において、これまで保温材でカバーすることが難しく露出していたバルブ等の部位1,330箇所を新製品で覆った結果、年間のエネルギーロスを9割(5000ギガジュール)、都市ガスの使用料金相当では620万円(年間)を削減いたしました。
新製品は、断熱能力に優れたホワイトグラスウールを素材としており、バルブの形状や管の太さに応じて298種の既製品を用意しております。同様の素材を用いた他社製品に比べて4割程度の低価格で提供いたします(例.グローブバルブ型式100A向け製品は17,100円)。また、顧客が新製品導入を検討される際に、サーモグラフィ診断装置などを用いた省エネ診断をオプションで提供いたします(省エネ診断の価格は状況に応じて個別に設定)。
当社では新製品について、今後3年間で5,000個の販売を計画しております。
新製品の主な特長は次の通りです。
1.大きな省エネルギー効果
新製品の生産は小惑星探査機「はやぶさ」の断熱材を縫製したメーカーに委託しているため、高度な縫製技術によって、保温材を取り付けることが難しいバルブ等の形状部分に最適な製品をセミオーダーで提供できる。これによって、これまで露出していた部分を新製品で覆うことが可能になり、エネルギーロスを大幅に削減できる。
NECのボイラー施設において新製品を1,330個用いた大規模な事例では、年間のエネルギーロスを9割(5000ギガジュール)、都市ガスの使用料金相当では620万円(年間)を削減し、施工費用840万円を1.4年で回収できた。また、新製品を20個用いた小規模な事例では、年間のエネルギーロスを9割(190メガジュール)、都市ガスの使用料金相当では32万円(年間)を削減し、投資費用を9ヶ月で回収できた。
2.オプションで省エネ診断を提供
顧客の工場等について、サーモグラフィ診断装置などを用いた省エネ診断をオプションで提供する。熱エネルギーのロスが生じている箇所には新製品を、施設の老朽化等によって電力ロスが生じている箇所にはNECファシリティーズの他のソリューションを提案する。新製品の導入に当たっては、投資対効果についても提示する。
3.高い耐久性
留め具の紐は耐熱ひもを用い、縫製糸はステンレス製で強度を高めている。これによって、メンテナンスのため脱着を繰り返す場所でも長期にわたり安定した使用が可能となる。
<使用図>

以上
私たちNECグループは、
「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー」を目指しています。
<本件に関するお客さまからのお問い合わせ先>
NEC ファシリティーズ 営業事業本部 営業推進部 野口 正
電話:(03)5730-6110
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