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DXへの取り組み

お客様の信頼に足る企業であり続けるために。
私たちは、現場で培った知見とデジタル技術を融合し、工場施設管理の進化に取り組んでいます。

私たちがDXに取り組む理由

私たちのDXは、自分たち自身が抱える経営課題を、デジタルの力で解決するために立ち上げた、施設管理・環境・建設の3事業がそれぞれ持つ専門性を高めるとともに、事業間の連携を強化し、製造業のお客様により高い価値を提供するための取り組みです。この取り組みは、現場に足を運び、多くの声に耳を傾けるなかで見えてきた課題に、正面から向き合うことから始まりました。サービスの品質向上や安定稼働の実現となって、結果的にお客様の価値にも還元されていく——私たちはそう考えています。

増えていく案件に対して人員のキャパシティが追いつかず、受注したくてもできない、お客様の要望に十分応えきれない場面が増えていました。

リソース不足

半導体をはじめとするものづくりを支えてきた「匠」の技術が各拠点に埋もれ、このままでは伝承されないまま途絶えてしまう、という危機感が広がっていました。

匠の技術の伝承

物価・人件費の上昇により、従来の進め方だけでは、収益性の維持が徐々に難しくなりつつありました。

収益構造

これらの課題に向き合うために、私たちは長年培ってきた「匠」の技術
「デジタル」の力を掛け合わせ、現場の働き方そのものを変える取り組みを始めました。

現場力とデジタル技術の融合

この取り組みで大切にしているのは、単なる業務のデジタル化ではありません。長年にわたり工場施設管理の現場で培ってきた「匠の技」と、デジタル技術を掛け合わせることで、業務の自動化・標準化、データに基づく意思決定の高度化を進めています。人手不足の環境下でも高品質なサービスを継続できる、新しい運営モデルの実現に取り組んでいます。

現場起点のDXを支える3つの柱

私たちは、DXを単発のIT導入ではなく、事業そのものを進化させる取り組みとして、次の3つの柱で推進しています。

現場業務を見直し、自動化・省力化・標準化を進めています。サービス品質の向上と生産性の両立に取り組んでいます。

ビジネスモデル・業務プロセスの変革

設備・業務データを収集・蓄積・分析し、見える化から予兆把握、改善提案まで、データを現場価値へ結びつけています。

データ活用の
変革

人材育成や組織横断の連携、変革を支える文化づくりに取り組み、現場で継続的に成果を生み出しています。

人・組織・文化の
変革

環境事業での主な取り組み

エネルギー・データ活用
データに基づく診断・改善提案

工場施設に関する点検データ、監視データ、不具合履歴などを蓄積・活用できるよう、データ基盤の整備を進めています。
こうした基盤は、施設管理事業の運用高度化だけでなく、環境事業における診断・改善提案、建設事業における更新計画や提案業務にもつながります。


期待される効果
省エネ  /  最適運用  /  環境負荷の低減  /  提案力の強化

ナレッジ・人材DX
ノウハウの標準化

環境分野でも、熟練者の知見や改善ノウハウを形式知化し、再利用しやすい形にすることが重要です。​
属人的な提案や判断に頼りすぎず、再現性のあるサービス提供を支える基盤づくりを進めています。


期待される効果
技術継承  /  属人化の解消  /  再現性の向上

業務変革(安全・品質)
安全・品質の向上

通知・見える化・デジタル支援を活用し、現場作業の安全性と品質を高め、安全確保と効率向上を両立する仕組みづくりを進めています。
ウェアラブルデバイスを活用し、作業者の安全確保、注意喚起、現場情報の見える化を進めています。​
これは施設管理・環境・建設のいずれの現場にも共通するテーマです。​


期待される効果
安全の確保  /  見える化  /  効率の向上

建設事業での主な取り組み

業務変革(効率化・省人化)
見積作成プロセスの自動化

見積作成業務の一部を自動化し、作業時間の短縮と負荷軽減を図っています。対応スピードの向上は、提案力や顧客対応力の強化にもつながります。

期待される効果
作業時間の短縮  /  負荷の軽減  /  対応スピードの向上

基盤・インフラDX
文書管理の効率化

完成図書や図面をデジタルで管理し、検索性・共有性を高めています。紙中心の管理から脱却し、証跡管理や説明責任への対応力も高めています。

期待される効果
検索性の向上  /  共有性の向上  /  証跡管理の強化

基盤・インフラDX
手順書・業務標準化の支援

AIを活用した作成・確認支援により、作業手順書や各種ドキュメントの品質を平準化し、建設・施工・保全に関わる業務品質の底上げを目指しています。

期待される効果
品質の平準化  /  作成支援  /  業務品質の底上げ

導入・運用フェーズでの取り組み

エネルギー・データ活用
エネルギー/設備運転最適化

工場施設に関する点検データ、監視データ、不具合履歴などを蓄積・活用できるよう、データ基盤の整備を進めています。​

こうした基盤は、施設管理事業の運用高度化だけでなく、環境事業における診断・改善提案、建設事業における更新計画や提案業務にもつながります。​


期待される効果
エネルギー効率の向上 / 安定稼働への貢献 / 判断の標準化

ナレッジ・人材DX
CoE支援(匠ノウハウの蓄積と活用)

トラブル対応や特殊設備の運用には、熟練者ならではの判断が求められます。こうした知識をデータベース化し、必要なときに参照・活用しやすくすることで、属人化を解消し、現場全体の対応力向上に取り組んでいます。

期待される効果
技術継承 / 属人化の解消 / 現場対応力の向上

研究開発・実証フェーズでの取り組み

ナレッジ・人材DX
FM-Base研修のVR化

研修・研究開発センター「FM-Base」での研修をVR化しています。設備の構造理解、起動・停止などの基本操作、トラブルシューティングを、実機研修とあわせてVR空間で繰り返し学習できる環境を整え、習熟度と対応力の向上を図っています。

期待される効果
学習機会の拡大 / 習熟度の向上 / トラブル対応力の強化 / 品質の平準化

業務変革(効率化・省人化)
ロボットで点検自動化・効率化

犬型ロボットなどを点検業務に活用する検証を進めています。3Dマップによる巡回ルート設定、自動走行、点検対象の自動撮影、メーターや設備状態の認識、危険箇所での代替点検などにより、人手不足への対応と危険作業のリスク低減を図っています。

期待される効果
点検の効率化 / 省人化 / リスク回避 / データ取得の高度化

基盤・インフラDX
これからの取り組み

半導体工場のファシリティ設備(電力・純水・空調・ガス・排水処理など)を守るセキュリティについて、今後さらに取り組みを深化させていきます。これらの設備は停止が難しい環境にあるため、設備の制御・運転を担うOT(Operational Technology)を守るOTセキュリティが重要となります。OTセキュリティは、設備が意図どおりに運転し続ける状態を維持するための取り組みであり、ITとの接続拡大を背景に、サイバーセキュリティの観点からの対応も不可欠です。こうした中で、異常時に現場が「正しい状態を正しく判断できる」ことを重視し、技術・運用・体制の3つの観点から、工場の安定稼働と事業継続を支える備えを今後さらに強化していきます。

期待される効果
安定稼働・事業継続 / 多重確認による信頼性 / 業界議論・標準化への貢献